全盲みくりの黄色い道しるべ

中途障害で全盲に生まれ変わったみくりの日常をつづります。視覚障害者と晴眼者がつながる道しるべとなりますように☆

◆嬉しい日々のサポート

このブログを始めて半年がたちました。
視覚障害を知ってほしい、まずは基本的な情報をまとめて発信したい、と理想が高すぎて更新ができていません。
というわけで、白杖を使って1人で歩いている時に嬉しかったサポートを、時々書いていこうと思います。

追いかけてきたと思ったら…

白杖歩行では、点字ブロックや壁、歩道と敷地の境目、排水の溝や蓋などを白杖で辿りながら歩きます。
ロービジョンの時は歩道の真ん中を歩くこともありましたが、全盲になってからは気付いたら道路に出ちゃった、なんてこともあり得るのできっちり歩道の内側を歩いています。
そうすると、色んな障害物に遭遇するんですよね。。

先週の月曜日、歩道の内側を辿っていたら、駐車スペースからちょこっとだけはみ出た車に肩をかすめました。
エンジンがかかっていなかったので、全然気づけなかったんですよね。
もうちょっとだけ中だったら当たらなかったのになぁと思いながら歩いていたら、
バタン!   タッタッタッタッタ。
車の中に人がいたらしく、後ろから走ってきました。
えっ!? かすめただけだよ? 何か言いに来るの?
ちょっとドキドキしながら歩いていたら、その足音は通り過ぎていきました。
あれ? 私じゃなかったのか。 とちょっと安心してたら…
「ここ、工事しているのでもうちょっと外側あるけますか?」 と声掛けしてくださいました。
車がミニバンタイプで同じ敷地だったから、その工事の業者さんだったかもしれないですが、私が視覚障害者だと気づいて、わざわざ走って教えにきてくれたんですね。
その方の腕を持たせてもらい、工事の先まで誘導していただきました。
何を言われるのかと疑ってごめんなさい。とても親切な方でした。

上手すぎるサポート

水曜日、駅を出て10歩くらいで声掛けがありました。
こんなにすぐ気付かれるなんて、とても珍しいことです。
「お姉さん、ちょっと手を貸しますね」と女性が言いながら、そっと私の左腕を触りました。
「この先に何かありますか?」と聞きながら、女性の腕につかまりました。
「バイクが停まってるのでちょっと避けますね」と言いながら手引きして、「ここから大丈夫です」と歩道の内側の端まで誘導してくださいました。
これがすごく嬉しかったんですよ!
障害物をよけさせてくれるだけでもありがたいのですが、避けた後に歩道の真ん中で離れちゃうと、位置がわからなくなることもあるんですよね。
普段歩道の内側を辿って歩いているので、そこまで誘導してもらえるとすごく安心して続きを歩けるんです。
この女性はそれを自然とやってくださって、最後には「こっち向きです」と進行方向へ体の向きをあわせるところまでやってくださいました。
とても安心できる誘導だったので、私はされるがままでしたよ。笑
なかなかここまでできる方はいないので、身近に視覚障害者がいる慣れた方だったかもしれませんね。


こうやって、日々色んな方にサポートしていただいています。ありがとうございます。
Twitterでは #視覚障害者が嬉しいと感じた配慮 で色んな方がツイートしているので、Twitterをやっている方はそちらもチェックしてみてくださいね☆