全盲みくりの黄色い道しるべ

中途障害で全盲に生まれ変わったみくりの日常をつづります。視覚障害者と晴眼者がつながる道しるべとなりますように☆

◆新しい点字ブロックの出現!?

今朝、最寄り駅までの道で新しい点字ブロックに遭遇しました。
そこで起こったちょっとした謎と嬉しいサポートのお話です。

新しい点字ブロックの出現!?

私が家から最寄り駅に行く時、点字ブロックを目印にして駅の入り口を見つけています。
駅の入り口がある通りには歩道を横切るように3本の点字ブロックがあって、
1つ目が歩道橋に続く点字ブロック
2つ目がバス停に続く点字ブロック
3つ目が駅の入り口に続く点字ブロック  です。
なので、通りに出てから点字ブロックの数を数えて、3つ目の点字ブロックを見つけたらそれを辿って駅に入るというわけです。

ところが今朝は様子が違いました。
3つ目の点字ブロックを白杖で触ると、何だか新しいゴムのように滑りが悪く、ポコポコと軽い音がするんですよ。
新しい点字ブロックに張り替えたのかなぁと思いながら、入り口の方へ曲がって歩いていくと、今度はいつもより距離が長いように感じました。
ん?張り替えたんじゃなくて位置が変わったのかな?なんて思いつつも駅に到着。
時間もなかったので、確認は帰りにすることにしてホームに向かうことにしました。

声掛けにより真相判明!

「あの点字ブロック初めてだった?」
駅に入るなり後ろから男性の声がしました。
私が新しい点字ブロックを確認するように立ち止まったり、白杖でトントンして音を聴いたりする姿をみていたんでしょうね。笑
「はい。新しいやつですよね?張り替えたんですかね?」と私。
すると、「あれね、バス停と駅の入り口の間に新しく増えたの。」と私を追い越しながら教えてくださいました。
電車が来るから急いでいたのかな?
それにも関わらず教えてくださって、とても助かりました。
今回はよく慣れた場所の単純な道だったのであまり混乱しませんでしたが、ちょっとした変化で自分のいる場所や方向がわからなくなってしまう視覚障害者にとって、こういった情報はとても助かるんです。

新しい点字ブロックの謎

ただ、今回出現した新しい点字ブロックにはちょっと疑問があるんですよね。
もともと、バス停へ続く点字ブロックと駅の入り口へ続く点字ブロックは繋がっていて、その間に新しい点字ブロックが増えたことになります。
でも、バス停と駅の間には何もなく、新しい点字ブロックが何のためにできたのかわからないんですよ。。
私の住む地域のバスは前から乗って後ろから降りるので、バス停へ続く点字ブロックはバス前方の乗車位置に辿り着くようになっています。
乗車客の行列があれば他の人が乗り終えるのを待ったり、声掛けいただいたりしてから乗車することになります。
そういったこともあって、行列に並べるようバスが停車する後ろの方に点字ブロックを設置したんですかね。
でも、視覚障害者が行列に並び、前の人に合わせて進むのは少し難しいんです。
それに、並ぼうと思えば駅の入り口に続く点字ブロックから辿っていくこともできるんですよね。
うーん、やっぱり謎。笑
もしかすると、何かの工事でいつもの点字ブロックが使えなくなるとか、新しい点字ブロックを設置してから元の点字ブロックをはがして位置を変えるとかかもしれませんね。
また何か変化するかもしれないことを頭に入れて、とりあえず様子を見ることにします。

まぁ謎はおいておいて、声掛けしていただいたおかげで確認する必要がなくなり、確認作業中に迷子になるリスクもなくなりとても助かりました。
恐らく私をよく見かけているだろう方で、歩行は心配ないから変わったところだけ教えてあげよう、といった感じで声掛けしてくださったのも嬉しいですね。
改めて普段から見守っていただいていることを実感した朝の出来事でした☆